2020年は新型コロナウイルス感染予防のために、宅建試験が2回に分けて行われることになりました。
宅建試験が年2回開催されるのは初めてのことなので、色々勝手が異なります。
本記事では12月開催だからこそ気を付けるべきことをお伝えしたいと思います。
飲酒を控える
12月は公私ともに忘年会や飲酒の機会が増える時期です。
飲酒量や本人の許容量にもよりますが、飲酒によって学習の効率が下がることが危惧されます。
飲酒後や、飲酒の翌日だとアルコール分解にエネルギーを使ってしまうので、せっかく時間をかけて勉強しても頭に入らなくなってしまいます。
本気で合格を目指すのであれば、飲酒の機会を極力避けることが必要です。
仕事の都合でどうしても参加しなければいけない場合はソフトドリンクでしのぎましょう。
12月のイベントに割く時間をできるだけ減らす
12月は公私ともに慌ただしい時期です。
宅建の勉強に時間を割くのは難しいでしょう。
1日は誰にとっても24時間しかないので、勉強時間を確保するためには、何かの時間を削らなければなりません。
例えば仕事で忙しければ、同僚や上司に相談して、今年だけは宅建に集中できるように調整してもらうのも手段の1つでしょう。
宅建が必要な仕事であれば応援してくれると思います。
忘年会などの飲み会のイベントは極力参加せず、どうしても参加する必要があったとしても1次会で帰るようにしましょう。
友人同士の飲み会で、日程の融通が利くなら、試験が終わった後に開催するように相談しましょう。
体調管理
10月開催でも体調管理は大事ですが12月は体調管理がより難しいです。
風邪に気をつけなければならないのはもちろんのこと、インフルエンザも流行り始める時期です。具体的には体を冷やさない、ビタミンを意識して摂取して体調を整えましょう。
情報を鵜呑みにしない
宅建試験の12月開催は初の試みなので、「この問題が出題される」、「難易度は難しいor簡単」など不確定の情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
前例がないため、傾向と対策が難しいので過去問をやりこんで、どの分野が出てもある程度対応できるようにするのが最善かと思います。
当日の注意
当日の注意は下記のとおりです。
- 当日の公共交通機関の情報(雪などで遅延・運休していないか)
- 試験会場は寒い可能性がある
- 試験会場にコート掛けはないと思われる
当日の公共交通機関の情報(雪などで遅延・運休していないか)
12月に入り大雪等で公共交通機関が麻痺することも十分あり得ます。
当日12時30分から受験の注意事項がアナウンスされますので、それまでに到着する必要があります。
当日には会場までの交通機関の情報を確認して、余裕をもって会場に向かうようにしましょう。
試験会場は寒い可能性がある
新型コロナウイルス感染予防のため当日の会場は換気が行われることが予想されます。
会場内で暖房は稼働しているはずですが、冷たい空気が流れ込むと思います。
タートルネックや襟付きのシャツ等で首元を冷やさない格好が良いでしょう。
また、座席によっては暑くなりすぎることもあり得るので、調整しやすい格好にしましょう。
試験会場にコート掛けはないと思われる
試験会場にはコート掛けもなく、荷物はすべて椅子ではなく地面に置くように指示されます。
地面に置くことに抵抗がある場合は、大きめのカバンか別に袋を用意しておいた方がよいでしょう。
今年はあきらめるという選択も有り
今年は1年に2日程で試験を行うというイレギュラーな年です。
例年と同様の対策ではうまくいかない恐れもあります。
不確定要素が多い中、悔いが残る結果に終わるくらいなら、今年の受験は見送って来年に備えるのも良い選択だと思います。
不確定要素が多いと、どうしてもセルフハンディキャッピングを振り切ることが難しくなります。
セルフハンディキャッピングとは、試験に不合格になったときのショックを和らげるために、不合格になっても仕方がない理由を作ってしまうことを指します。
(今回の場合だと「12月は忙しくて勉強の時間が取れなくて全然点が取れなかった」など。)
翌年以降も1年で2日程開催になる可能性はもちろんあります。
そのときは今年の問題を分析することで傾向と対策ができるようになります。
今年は様子見に徹するのも悪くないでしょう。
せっかく申し込んだのにもったいないと思うかもしれません。
しかし、仕事でもプライベートでも貴重な12月を犠牲にしてでも合格する覚悟がなく、中途半端な対策になってしまうと結局時間を無駄にしてしまいます。
どうしても今年中に合格しなければならない方は必死にやるしかありませんが、そうでなければ、今年の受験はあきらめるという選択肢も考慮してみてください。
終わりに
繰り返しにはなりますが、宅建試験の12月開催は初めてなので試験内容や試験会場については想定外のことが起こりえます。
どんな問題、どんな環境でも対応できるように、準備を整えましょう。
また、不確定要素が多いので、貴重な時間を無駄にしないために、今年は受験をあきらめて来年に備えるというのも選択肢としてはアリだと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます!
また他の記事でお会いしましょう!